我が農園のカブの皆さんが美味しそうにお育ちになったので、いざ収穫である。
せっかく丹精込めて育てたものを食ってしまうのが農園のなりわいである。
カブの右隣はサラダ菜であるが、なにしろ化学肥料の類いを与えないので撒いた種の全部から目が出るとは限らないので、まあ、こんなものである。
それでもカブはけっこうな量で目が出て育ったのである。
写真の作付けがまばらなように見えるのは、途中でうろ抜きつまり間引きをしてすでに食ってしまったからである。
このカブは「時なし小カブ」てな種類で、東京周辺では3月から11月下旬まで収穫でき、蒔けば1か月程度で芽を出して食えるという、実に便利な品種である。
あれこれ小難しい手順を経なくても、土起こしつまり耕しててきとーに種を蒔けば目が出て勝手にお育ちになるのである。
象形流自然農法では畝づくりもへったくれもなくて、畑に鍬でてきとーな感覚で蒔き溝を作って、そこにてきとーに種を撒いて土をてきとーにかけるだけである。
もちろん土くれはシャベルなどで細かく砕くが、ふるいにかけるなどの手間はするわけもないのである。
あたしが食うのであって、売るわけでもないし、見せるわけでもないので、出来も見かけも関係ないのである。
まあ、そうはいっても、住宅地あるいは造成地の庭で土に問題がある場合は堆肥や培養土などで土づくりから始めないといけないので、それなりに研究は必要かもしれないのは言うまでもないことである。
まあ、家庭菜園てなことで趣味でやる場合はその苦労も楽しみのひとつであるわけである。
完全無農薬であるので、このカブの葉も虫食いだらけである。
実に爽快な光景である。
カブの根や葉にはビタミンA、B2、C、カルシウム、鉄、食物繊維が多く含まれ栄養満点で、また、根には大根同様にデンプン分解酵素のジアスターゼが多く含まれ、胃腸の働きを助けるといういわばスーパーお野菜である。
カブは酢漬け、汁の実、煮物など、実に多様に使用できるので、あたしの農園では11月に入っても種を撒き、さらに作付けしているのである。
ということで蜜柑で香りづけしたカブの酢漬けである。
グリーンの色合いのものはもちろんあたしの農園でできた青いトマトである。
酢にほんの少量の砂糖を加えて実に柔らかく美味である。
基本的にあたしのお料理には塩は使わないので、このカブの酢漬けももちろん塩は不使用である。
仕事上の外食でいやおうなく大量の塩分摂取を余儀なくされるので、自分で調理するときは塩はできる限り使わないのである。
過剰な塩分は万病の元である。
・象気功
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